屋根裏(隔離生活)通信

ロックダウンの解除間もない、寝ぼけまなこのフランス・パリから。

みずからを遠く隔離せよ

呼吸苦は発生から二晩のちには嘘のように消え去ってしまった。

Covid-19 自宅療養ガイド【フランス公衆衛生機関より】

日本の新型コロナウイルスに関する報道によれば、医療施設の病床や人手の不足にともない、これから多くの方が自宅療養を余儀なくされるようです。何かの役に立てばと思い、フランスの国立公衆衛生機関が公開した自宅療養者向けの生活マニュアルを翻訳してみ…

あらたな息吹

あとの祭りと重々知りながら、ぼくは手を洗いに洗面台に立った。

姿の見えないいやな客

散歩に出た日から微熱が続いていた。

半径1km春めぐり (下)

ぼくは正攻法をとることにした。

半径1km春めぐり (上)

朝7時。目覚めは良好。天窓の外は新鮮な日の光に満ちている。

【お知らせ】と【おねがい】

SNSを通じて世界中を駆け巡り、新型コロナウイルスとの戦いのシンボルとなっている『STAY AT HOME』のポスター。

やがて愉しきコンフィヌマン

コンフィヌマン。こいつはべつに新手のスーパーヒーローではない。

東京都知事による外出自粛要請会見を見て【緊急】

動画は3月19日に放送されたフランスの民放ラジオ局の討論番組です。『コロナウイルス:これは政府の失態か?』というテーマに対し、電話でインタヴューを受けた看護師の証言がとても胸に迫るものだったので、取り急ぎ要点を翻訳してみました。今週末の予…

これからの日常

今日もまた、嫌味なくらいに空は晴れ渡っている。

ある老画家の脱出劇 (終)

大統領がマスクもせずに病院を訪ねたという事実が李さんにとっていかに大きな衝撃だったか、ぼくにはいまだに推し量りかねる。

ある老画家の脱出劇 (四)

ぼくだって、李さんのことを始終笑ってばかりいたわけではない。

ある老画家の脱出劇 (三)

バーゼル行きを取りやめたことで、李さんは心の落ち着きを取り戻したようだった。

ある老画家の脱出劇 (二)

フランス語が話せないわりに、李さんは近所の市場で顔が知られている。

ある老画家の脱出劇 (一)

暇にまかせて昼寝をしていたら、携帯電話の着信音で起こされた。

沈黙の春、その陰影

燦燦と注ぐ日の光が悩ましいものになるなんて、パリ市民の誰が予想しただろう。

どうしてそれらをそんなに買うか

前回触れた買い占めの問題はぼくの頭の中で多少あとを引いた。

市民よ家に籠れ (下)

やはり世界はきれいにひっくり返ってしまったらしい。

市民よ家に籠れ (中)

考えてみればこれはいくぶん奇妙な書類だ。

市民よ家に籠れ (上)

「我々は、戦争中、なのです」

ウイルスと花 (下)

店頭にはオレンジ色のラナンキュラスの小さな鉢が並べられていて、

ウイルスと花 (上)

「もうすぐ閉店しますから、お引き取りの準備を!」